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TPPとリーマンショック上回る大破綻   欧州危機巡る記者座談会   長周新聞

リーマンショック上回る大破綻


欧州危機巡る記者座談会



              ブロック化で世界争奪戦   


http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/rimansyoltukuuwamawarudaihatan.html
  



 「100年に1度の経済危機」といわれたリーマンショックから3年がたったが、この夏場過ぎから世界経済がもう一段の変調を来し、深刻な様相を帯び始めている。ギリシャの債務危機を発端にした欧州の財政危機と金融危機が叫ばれ、世界の株式市場や通貨が日日安値を記録し、経済活動が縮小している。このなかで日本ではTPPや大増税、普天間など強硬路線があらわれている。日本の諸現象を理解するためには、世界が今どう動いているかを見ざるを得ない。世界の情勢、とくに経済情勢はどうなっているのか、世界はどっちに向かって動いているのか、記者座談会を持って論議した。


 A 世界中が欧州ソブリン危機で大騒ぎを始めている。今あらわれている変化の特徴から見てみたい。


 B ギリシャの財政危機は昨年からずっといわれていた。いよいよ債務不履行・デフォルトが避けられないところへきて、九月くらいから慌て方が尋常ではなくなっている。ヨーロッパの金融機関が抱えてきたギリシャ国債が焦げ付く羽目になるから、欧州各国やIMFなどがさんざんもめた末に金融支援をして、債務の50%を削減して収拾する提案をした。これを「50%毀損だから債務不履行であるが債務不履行ではない」という金融財政秩序などふっ飛んだ形のなんでもありのやり方だった。


 しかしギリシャ国内でも緊縮政策に反対してストライキが連続している。パパンドレウ首相が「国民投票で支援受け入れを決定する」とやったことから、世界の株式や通貨がいっせいに下がって、ドイツやフランスが飛び上がっている。ギリシャが破綻するとポルトガルやスペイン、イタリアといった南欧五カ国にも飛び火する。これらの国国が借金踏み倒しの債務不履行をやると、大量の国債を購入してきたヨーロッパの金融機関が倒れる。すでにギリシャ危機で大手銀行のデクシア(仏系ベルギー)が破産したが、次次と倒れたら世界中がリーマンショック時の金融危機どころではなくなる。


 C 夏場以降、中国やブラジル、インドといった新興国の通貨や株価が急激に下がり始めた。手持ちの資金に困ったヨーロッパの金融機関が新興国から資金を引きあげ始めたからだ。新興国の通貨は平均で二割くらい落ち込み、株式も急降下してバブルがはじけ始めている。株も証券も通貨も国債も危ないというので投機資金も行き場を失い、ヘッジファンドもつぶれたりしている。そのなかで、各国の通貨がみなヤバイというので投機資金が円に投機して円高がひどくなっている。円高でやっていけないというので海外移転だと騒いでいる。


 B 新興国からマネーを引きあげているが、石油や金といった現物市場に流れているかというと、こっちも下降線をたどっている。不景気で売れないからだ。世界的に経済が縮小していることをあらわしている。ヘッジファンドも株や証券、国債などが暴落のすう勢になって業績悪化や破綻があらわれている。


 C 全世界的な危機が進行している。ヨーロッパの経済が縮小しているから、中国も輸出が伸びない。ヨーロッパ依存がもともと強いからだ。企業業績が落ちて倒産するのも出てくる。パナソニックが薄型テレビから撤退したが、モノが売れないなかで製造業も競争が過酷で、弱い部分から淘汰され始めている。


 D 欧州ソブリン危機は、リーマンショック以上の危機になると予想されている。世界的な金融恐慌、世界大恐慌だ。

 新興国も危機波及 破綻のたびに経済危機拡大 米金融機関も


 B リーマンショックの後、米欧は量的緩和で札を刷りまくり、その投機資金がアメリカやヨーロッパからBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国の新興四カ国)といわれる新興国になだれこんだ。サブプライム破たんのあとは新興国がバブルを引き継いで世界経済を牽引するのだといわれていた。しかしこれが3年も保たなかった。


 この間、ターゲットになった新興国では、通貨高や急激なバブルに頭を抱えていた。しかしこの1~2カ月で今度はいっきに資金が引きあげられ、通貨安、株安、バブル崩壊の危機がもたらされている。90年代末のアジア危機のときと同じように、すさまじい量のマネーがいっせいに引きあげられている。中国もヨーロッパ経済が縮小して、輸出が停滞している。


 A 今度の欧州ソブリン危機は、リーマンショックの延長線上にある。返済能力のないサブプライムローンなどを組み込んだ証券をつくり、それを格付け会社が優良証券と評価し、世界中に買い込ませて、アメリカの住宅バブル崩壊で、イカサマ金融が暴露された。イカサマ証券をかかえた金融機関がマヒしたが、それをアメリカもヨーロッパも量的緩和による紙幣の大増刷や膨大な財政支出で金融機関を救済して破たんを回避してきた。


 しかし今度は各国の財政危機となってあらわれた。それは国債を買い込んでいる金融機関の危機となってあらわれた。財政危機が原因で金融危機になっているのだが、それを財政支出で回避する、つまり金融危機の原因をもっと大きくするという絶望的なことになっている。どうしようもなくなっているのだ。


 C 欧州危機はもっぱらギリシャのせいのようにされているが、問題はそれだけではない。デクシアの破綻に際して、同社が抱えていたギリシャ国債は4000億円程度だった。しかしフランス政府がデクシア解体で出した政府保証は9兆5000億円にものぼる。ほかにもっと大きな問題があったわけだ。ヨーロッパの金融機関はサブプライムなどのボロ債権を大量に抱えたままのようだ。この総額が相当のものだと見られている。


 B 米国の金融機関も欧州各国の国債を抱えている。破綻したMFグローバル(米ヘッジファンド)は欧州の国債が原因とされた。米国の金融機関もサブプライムその他の焦げ付きを大量に抱えているのが実際だ。CDSの保証率を見たら、欧州の一部銀行よりもゴールドマン・サックスの方がはるかに上回っている。マーケットで破綻が噂されるような事態だ。ヨーロッパが噴いたらアメリカも危ないし、決して対岸の火事ではすまない。サブプライム危機、ギリシャ危機といって破綻が繰り返されるたびに火に油を注いで、ますます炎上していく。


 D サブプライム・ローン債権はヨーロッパの金融機関も大量に抱えていた。それをいったん量的緩和でしのいできたが、弱い部分のギリシャから噴いた。EUに統一してギリシャからすると強いユーロになった。ドイツから見ると弱いユーロになって競争力が強いうえに、安いユーロだからもうかった。ところが競争力のないギリシャからしたら、独自の通貨であれば通貨切り下げで対応できたが、ユーロ全体を守らなければならないためガタガタと崩れた。そして食い物にしてきたフランスやドイツも青ざめている。しかも、ギリシャがゴネていうことを聞かないから、確執もひどくなっている。

 円高の中TPPも 日本市場奪い中国と対抗する米国 軍事と連携


 B 日本国内では「超円高」があらわれて経済を直撃している。大企業の海外移転に拍車をかけるものになっている。タイの洪水で「日系企業400社が被災」というニュースを見て、みんなが「そんなに海外移転していたのか!」と驚いたが、この調子で産業が空洞化したら仕事はなく、国民生活が成り立たないのは当たり前だ。


 A 世界的にはリーマンショック後に通貨戦争が熾烈になって、自国通貨の切り下げにムキになってきた。このなかで通貨が上昇しているのが円だ。円高というのはドル安だ。つまりアメリカは必死に量的緩和をやってドルを刷りまくってきた。自分のところの債務を棒引きさせ、輸出をテコ入れするのに躍起になってきた。その結果、日本は円高に直面している。そしてTPPを持ってきた。


 TPPはオバマがいっているように、単純にいえば対日輸出を二倍にするためのものだ。大きく見ると経済のブロック化がある。大恐慌のなかで、経済のブロック化を進めて、大抗争をやろうということだ。アメリカは日本を完璧な隷属下において市場を奪ってしまうとともに、中国と対抗するためだ。ヨーロッパはEUでブロック化し、中国・アジアがもう一つの大きなブロックだ。そうしたなかで中国との緊張局面が出てきている。TPPは単純に農業だけの話ではない。中国はASEAN各国との関係で独自に東アジアとつながりを求め、日本も鳩山・小沢ラインがそっちに進もうとした。ところがアメリカから恫喝されてTPPにつながれた。


 D TPPで輸出産業をテコ入れするといっても、自動車でいえばすでに現地生産が主で輸入関税は今二・五%だから、これがゼロになってもたいした輸出増にはならない。輸出の障害の一番大きいものは円高だ。TPPは中国排除のブロック化だから、それに対抗して中国が欧州と関係を強める方向に行ったら、日本はアジアのもっとも大きな市場を失うことになる。貿易相手国はアジアの方が大きいのに、その関係を断ち切ってアメリカになびいても、良いことなどないのはわかりきっている。大変な輸出激減だろう。


 TPPは経済の問題だが、軍事・戦争の問題と密接につながっている。危機に立ったアメリカが徹底的に日本を隷属下に置いて、他のブロックと競おうとしている。戦争接近の要素を持っている。中国が空母を動かしたと騒いでみたり、普天間問題を動かそうとしたり、次期戦斗機の整備など軍事的な動きが慌ただしい。


 C TPPにベトナムやシンガポールが入っているが、中国を中心に動くアジア市場を分裂させてアメリカに取り込む狙いが露骨だ。これと南シナ海を巡る騒動などがセットで軍事的緊張ができている。中国封じ込めをやりながら、人民元の通貨切り上げを再再要求しているのがアメリカだ。金融面での衝突も鋭いが、それは軍事面での衝突でもある。


 A 世界のブロック化による争奪戦が激しくなっている。だからTPPを気狂いのように推進したりする。やることが強引になっている。リビア侵攻を見ても、NATOが軍事介入してカダフィという一人の指導者を撃ち殺してしまう。イラクでもそうだが大義名分もなにもなく戦争を仕掛け、国としての統一を破壊して大混乱させ、それこそ「外資の自由」で資源を奪っていく。まともな神経ではない、ならず者時代だ。文明が発達した結果、史上最悪の野蛮時代になっている。口を開ければ「民主化」というが、アメリカの民主化とは独裁という意味だ。

 金余りと貧困拡大 世界の冨牛耳る0・5%の億万長者


 B アメリカ経済も後退がすごい。住宅需要も悪いし、失業率も回復せず9%台で高止まりしたまま。ウォール街占拠デモのような行動が始まり、「格差をどうにかしろ!」というのが世界的な要求になっている。「1%の富裕層と99%の貧乏人」というのが一つの言葉になっているが、この間の金融資本主義で一方では富が有り余るほど蓄積され、もう一方ではとことん搾られて食料さえ満足に得られないような貧しさが広がってきた。これに対して反撃が始まっている。矛先が金融資本そのものに向いている。金融支配に対して立ち上がっている。


 D 資本主義のなかで富を作らない者が生産者が作った富を収奪して成り立っている金融。これが世界中で荒稼ぎをしてきた。その結果が今につながっている。先進国だけでなくエジプトやチュニジアでも「アラブの春」が起きた。


 B クレディ・スイスが昨年発表したレポートを見てみると、世界の富の38・5%、およそ4割を0・5%の億万長者(100万㌦以上の資産を保有)が握っていると分析している。大王製紙のドラ息子ではないが、持っている奴は持っているのだ。しかしこれをもっと細かく見てみると、「ビリオネア」と呼ばれる10億㌦(約7800億円)以上資産を持っている人間が約1000人。その下に「超富裕層」と呼ばれる5000万㌦(約390億円)持っている金持ちが8万人いるといっている。世界人口は70億人突破というが、「ビリオネア」は700万分の1、つまり0.00000014%ということになる。「超富裕層」は7万分の8、つまり0.00011%にすぎない。「1%と99%」どころではない。


 A みんなは金がない、国家財政も危機、金融機関も危機だというが、持っているヤツは持っている。日本の大企業は250兆円の内部留保を抱えている。世界的にもそうだ。世界に金がないのではなくて、あり余り過ぎているのが世界の現実だ。あり余る金を抱えている奴らがいるから、圧倒的な大多数が貧乏になっているのだ。富裕層との格差も、80年代からすごく広がっている。経営者と労働者の賃金格差は以前は数十倍くらいだった。それが今は、年収200万円の非正規雇用がいる一方で、大企業のCEOというのが10億円以上報酬をもらっていたりする。単純計算でも500倍だ。


 D 資本主義の矛盾が暴露されている。一方の側にあり余る富が蓄積され、他方に貧困がすさまじい。世界にはあり余る金がたまり、商品があふれかえっているのに、貧乏人があまりにも増えすぎて買えない。企業が大競争でもうけるために労働者を失業させ、働く者もパートかアルバイト派遣のような奴隷状態にして、消費購買力がどんどんないようにして、つくった商品が売れずにパンクしている。働かない者が富裕層で、働く者が貧困層という世の中だ。働かずにあり余る金を抱える人間の金を政府が巻き上げて、働くみんなが買い物ができて、食っていけるように変えないと解決できない。


 新自由主義が破綻 戦後資本主義の結末


  A リーマンショックの延長としての欧州ソブリン危機だが、大きく見て80年代からの新自由主義の破たんとしてあらわれている。もっといえばアメリカを頂点とした戦後資本主義世界の破たんだ。


 戦後最強の帝国主義となったアメリカだったが、ベトナム戦争の戦費が増え、ドイツや日本の復興でドル危機となり、1971年の金・ドル交換停止のニクソン・ショックとなった。その後変動相場制になったが、金交換をしなくなったドルはその後刷りまくってきた。そのためどんどんドル価値を下げてきた。基軸通貨だから世界中がドルを使わなければならない関係だ。1㌦=360円だったのが今や1㌦=75円まで下がり、60円台までいくと見られている。


 そして80年代レーガン、サッチャーからの新自由主義だ。アメリカは産業の競争力がなくなったが、情報通信と金融の技術革新で、軍事力とセットにして世界支配の再編に乗り出した。金融工学と称して金融詐欺師的な商売をやるなど、生産に投資できない膨大な資金を使って金融マネーゲームでもうけることをおもに追求する経済構造にしてきた。


 産業資本は株価至上主義が迫られ、短期の業績を上げなければ企業買収にさらされるという状況で、生産原理を無視した大競争が強いられた。金融資本の利潤獲得の自由のためにあらゆる社会的な規制を撤廃する市場原理、新自由主義改革、各国への市場開放が強制された。


 人人が働いて富を生産する産業、食料生産も医療も、教育も文化、メディアも、そして行政機構も、社会性、公益性、公共性が否定されて、個別企業の金もうけの道具とされた。市場原理とは、ヘッジファンド原理、資本の金もうけの自由原理であった。


 世界は腐りきった利ざや稼ぎどもが好き放題に支配する転倒状態となった。それでは世界は成り立たない。人間の社会は、働いて物を生産することが基本であり、金融資本がもうける原資も生産活動から生まれた利潤からだ。働く者に寄生する者が、生産活動を破壊して社会がやっていけなくする。世界にはガンどころではない巨大な悪性腫瘍ができた状態なのだ。これをとり除かなければ世界はやっていけない。


 B 新自由主義は社会主義の転覆とセットであらわれてきた。ソ連、東欧の社会主義崩壊の90年前後、西側は「資本主義の永遠の繁栄」と叫んだ。ところが資本主義世界のこの結末だ。今の新自由主義支配の下での、貧富の格差、社会の崩壊の状況を見ると、社会主義の存在が世界中の人民の生活にとってひじょうに大きな意味があったことを示している。それはソ連、中国だけの話ではなかった。社会主義が帝国主義と対決している条件のなかで、資本主義国内でも労働者、働く者への譲歩があったということだ。「社会主義よりいいんだ」と思わせないと帝国主義の方がもたなかった。

 全国的政治斗争へ 生産原理、公益優先の社会に活路


 社会主義を転覆させたのも新自由主義だが、これを崩壊させることによってムキツケの新自由主義、金融資本原理が大手を振ってきた。しかしここまできて、資本主義の下では生きていけないし、世の中がもたないところへきている。その打開の方向が求められている。


 A 生産を破壊する資本原理とたたかって、生産を発展させる働く者の原理が支配する社会だ。働く人民が家畜のような扱いを受ける社会ではなく解放される社会だ。個別競争、個別利害優先ではなく、社会的な利益、公益優先の社会、働く者の共同でつくる社会だ。戦争ではなく平和、対米隷属ではなく独立した日本社会だ。


 D 東北復興を見ていても、生産活動を回復しなければみなは生活できない。大企業やゼネコンが乗り込んで、ガツガツ利権をあさっている始末だ。それで放置されたのでは地元の被災者は生きていけない。強欲だが、社会を維持できない支配勢力なのだ。失業、貧困と戦争の接近、資本主義の極だ。たたかわなければ生活はできない。


 B 世界資本主義がここまで来て、帝国主義間争奪が激化し、戦争の危機が迫るとともに、革命が迫っているというのが情勢の根本的な特徴だ。民主党政府は、自民党政府がやった新自由主義改革による日本社会の破壊に対する国民の怒りによって自民党が倒されたことによって登場した。鳩山から菅とアメリカよりにすすみ、野田民主党政府は東北被災地は住民は難民にして外来資本の収奪の場にしながら、TPP参加、大増税、普天間移設を強行しようとしている。大恐慌・資本主義の危機が深刻になり、世界的な争奪戦が激化するなかで、アメリカを救うために日本を食い物にし、戦争の盾にするというものであり、これとの全国的な政治斗争が求められている。


 C TPPというが、日本は既に相当巻き上げられ、食い物にされてきた。アメリカはドル札を刷りまくってドル安にし、この円高によって日本政府や金融機関が山ほど抱えていた米国債は、1㌦=120円くらいの時期と比較すると4割近く吹っ飛んだことになる。ドルのインフレ政策によって紙切れだ。8月末に続いて今度もいれて13兆円ほどドルを買ったというが、それは一時的なもので円安にはならない。投機資金の方が膨大なので太刀打ちはできないのだ。これはアメリカ国債を買うもので、アメリカに寄付をする意味しかない。アメリカがそれをやれと強制している。野田政府は飛び上がってやったのだ。まことに売国政府だ。東北の被災地復興のために大増税というが、アメリカへの寄付は躊躇がない。それが日米関係だ。TPPによって日本は身ぐるみはぎ取られるというものだ。アメリカも余裕がなくなってムキになっている。


 B 野田政府は消費税の10%への増税をやる気だ。非正規雇用ばかりで若者はまともに生きていけないようにし、農漁業もボランティアの勤労奉仕のようになり、中小商工業者も必死でやっているなかで、そして消費購買力がどんどん下がっているなかで、なにが増税かだ。アメリカ国債を売り払えばいいし、大企業の250兆円の内部留保を取り上げたらいいんだ。


 C 野田政府は、普天間基地の辺野古移転を固執し、岩国の愛宕山の買収による米軍住宅建設に道を開こうとしており、ソマリアや南スーダンへの自衛隊派遣をやろうとしている。とくに中国との戦争体制を強めている。ひじょうに危険な情勢だ。


 大衆世論は大転換進行


 B 大恐慌で危機だというのは一つの面であり、もう一面では大衆世論のすばらしい転換が始まっている。礒永詩祭の反響も5年前とは様変わりになっている。被爆者、戦争体験者はもちろん、小中高生の反響が鋭いし、労働者とか商店のおばさんとか、働く大衆が衝撃的に受け止めている。無私の奉仕をする精神とか、自分の命を捨てて人のために尽くすとか、大衆に学んで自分を鍛えていくとか、そういう人民の根底に流れる精神が発揚されている。「極限の場で鑑賞にたえる芸術」というが、みんなの生活自体が極限的になっている。とりわけ子どもたちには極限社会の実感が強い。資本主義の展望などだれも感じていない。このなかで展望を見出している。劇団はぐるま座の『原爆展物語』の反響もどんどん鋭いものになっている。


 A たたかう人民のなかに新しい時代を担う力があり、未来の展望があるということだ。世界的には大恐慌という極限状態が進行している。その下での大恐慌の深刻化であり、帝国主義的な争奪戦の激化だが、そういう敵の方ばかり見ていたら絶望的になるだけだ。そうではなく働く人民の方を見たら展望が出てくる。そういう人民の力を全国的に結びつけていく政治集団を結集していくこと、そういう私心なく人民に奉仕する思想の新しい政治集団を結集していくこととともに、全国的な政治斗争がまきおこる、そういう急速な発展が始まる情勢だと思う。みんな黙ってはいないし、行動を求めている。



http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/rimansyoltukuuwamawarudaihatan.html


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by gumintou | 2011-11-25 02:10 | 政治・経済

11・20 野田内閣退陣要求・ TPP参加阻止国民デモ 報告・動画    TPPを断固拒否するデモ

1反TPP

IWJ_TOKYO様 中継・録画
http://www.ustream.tv/recorded/18635034#utm_campaign=tpp-negative.seesaa.net&utm_source=18635034&utm_medium=social

110分の長丁場のデモでした。ご参加の皆様、さぞお疲れになったことと思います。

出発地の柏木公園にて、集合の段階で、予想通してはいましたが、参加者70名。

6月に、菅直人前首相の退陣要求デモを実施した経験とも一致しているのですが、「倒閣」とか、「首相退陣」を入れ
ると、だいたい参加者が減ります。個人批判を主題に掲げたデモだから、ではないかと思います。

単に「TPP反対」のみを掲げたデモであれば、おそらく参加者は増えていたでしょう。

それでも、「野田佳彦の退陣を要求する」デモが、APEC会議でのTPP交渉参加表明(と、多くの報道が明記してお
り、事実そうです)の経緯に照らして、どうしても成されなくてはならないとの認識から、このたびの実施となりました。

怒りと抗議、現状打破を切望する心情から、お集まり下さった皆様のおこころざしに感謝に堪えません。

このたびも、参加者の多くに、さまざまな自作プラカード等をお持ち寄りいただいており、当方準備のものもあわせる
と、とにかく見た目は派手になりました。

定刻15時を、7分過ぎて出発。これは冒頭のご挨拶が長引いてしまった私がいけないので、警備担当の警察官か
ら抗議を受けました。交通規制が長引くことは困るとのこと、以後重々、注意します。
 
靖国通りは日曜ならではの人手で、多くの通行者の目に留まったことと思います。この日、@kaede5014 さんとお仲
間のドラムチームが参加して下さっていたのですが、鼓笛の響きがあると、とにかく衆目を引きます。「国民を裏切っ
た野田佳彦は辞めろ!」等の横断幕は、多すぎるほど用意していたので、何を訴えたいデモなのかは一目瞭然だっ
たと思います。
 
手を振る人や、腕組みしてうんうん頷いている人。対向車線の車窓から、ぐっと拳を握って示す人。観光バスの添乗
のガイドさんが、乗車口のガラス越しに嬉しそうに手を振ってくれたりしました。
 
隊列の前方付近での、「サルでもわかるTPPチラシ」の@MieYasuda さん製作の、そのものずばりの野田操り人形
と、これを操る黒子パフォーマンスも秀逸なアイデアでした。ゆらゆら揺れていい味を出していました。

揮毫の横断幕は同志@anboina さん。今回は特に気合の入った「怒り」を表現して下さいました。TPP参加阻止に
なると、この方は燃えるようです。

明治通りに入り、新宿の盛り場を過ぎると、人通りも少なくなり、住宅街やマンション街を通過。高い建物の窓から見
下ろしていたり、食堂やカフェのテラスから眺める人々にも、とにかく懸命に、全力で訴え続けました。TPPは皆さん
の生活に、人生に、何のメリットももたらさない。非常に危険である。どうか考えてほしい。こんな売国協定を、民意を
無視して推進する野田佳彦は退陣させるべきだ、と。多く向けられるのは、ただの好奇の視線ですが、デモ参加者
全体の真剣さは伝わったものと思います。

原宿にさしかかると、また人で賑わってきます。沿道にはやはり若い方が多く、TPPにも政治にも関心薄そうな(ま
たは全然知らない)世代にも、とにかく語りかけました。全然事情が分かっていない人も、次世代以降をもTPPは巻
き込んで悲惨な状況に追いやってしまうのです。聞いて受けとめてくれる人は必ずいると信じました。

草色の戦闘服を着込んだ右翼の街宣車が3台ほど、デモ隊の脇を、意味不明な街宣を行いながら通過してゆきまし
た。妨害ではないか、という意見も参加者からいただきましたが、それにしてはあっさり数分で去っていったので、真
相はわかりません。

東電電力館前を通過し渋谷駅周りを周回。秋のため日暮れが早く、暗くなりゆく街路は人出で大賑わいです。この
あたりは前に二度、反TPPを訴えながらデモで通過しています。最後のスパートなので、とにかく声をふりしぼって、
TPPの危険、野田内閣は退陣すべきことを訴え、申し分なく大勢に伝えることはできました。

どれだけの人が、当方の主張するように、これは自分たちの人生にかかわる問題なのだと認識し、それが世論とな
って反映されるものかはわかりませんし、TPPの参加への道程を引き返すことができたとしても、それがこのデモに
よって生じたと確証することもできないでしょう。

ことによると無駄かもしれない。思いのほかの効果が生じるかもしれない。やってみなくてはわからないし、やって
も、このことによってそうなったかどうかは、やはりわからない。ただ理に沿って、起こるべきことが起こるでしょう。

17時少し前、終着地の神宮通り公園にぶじ終着。すっかり陽は落ちていました。

横断幕や幟を掲げ持ってくださった方々、ドラムの皆様、パペット野田くんの黒子さん方、たいへんお疲れだったこと
と存じます。当日は元気でも、翌日どっと疲労が出たりします。

最終の人数は、当方数えで91名。中途参加も、やはり退出もおられたそうですから、正確とはいえません。約百
名、でいいと思います。

各600部用意したチラシ二種(
11_30.pdf) (http://p.tl/LjQE)は、配布担当スタッフの方々がほぼ配り切って下さり、
3部残りました。

さすがに疲れた、とのご意見を多くいただいています。私も声枯れをきたしました。

お別れのご挨拶でも申し上げたことですが、今回デモであえて「倒閣」に踏み込んで主張せざるをえなかったのは、
そのことまでも沿道で訴えたりはしなかったものの、TPPに関して、いわゆる慎重・反対派の議員らが、「TPP交渉
参加へ向けての協議」決定が公表された折に、これはわれわれの勝利であるとか、協議でとどまって安堵したと
か、自分たちの主張が通ったなどと、私などからすれば、頭の中身はどうなっているのかと疑わしく思えるような強
弁を、多く述べはじめたことへの憤懣が大きいのです。やはり内閣ごと倒さなければだめだ、と確信するに至りまし
た。

「交渉参加へ向けての協議」ということは、「交渉に参加したいので協議に入る」という意味です。日本語として、これ
以外の解釈はないと思います。複数の相手国がいるのだから、協議抜きということはそもそもありえないのです。協
議が済んだら、「交渉参加」となります。そのあとには「参加」が来るのです。バスには乗り遅れることなく、めでたく
出発してしまったのです。ただし行き先は奈落への断崖ですが。

「交渉参加反対」の1167万の署名と、繰り返し起こったデモや集会は、野田内閣と、それを操縦する勢力により、
はねのけられたのです。このことをごまかしてはいけません。「ここまではわれわれの意図通り」と議員らがいうな
ら、その方は、怒りと不安を抱えた国民大衆らと、同じ立場におられないのでしょう。

人間は、ある程度正直でなくてはいけない。力が及ばなかったなら、それはそうと認めなくては自己欺瞞に陥り、説
得力を喪失します。レトリックは事実の制約を超えて機能することはありません。

すべての議員らが詭弁を用い韜晦に走ったというわけではなく、また、すでにAPECの失地の挽回へ向けて動いて
いる議員も多くいることでしょう。国民の憤激により目を覚ました議員もいるものと信じたいところです。

議員には議員の、党内や政局の事情があることでしょう。それは、あえて言うならば、国民には関係のないことで
す。TPPがもたらす未曾有の変化への、当然のおそれに心をすり減らす人々にとって、楽観できるほどの材料は、
今は見出せないでしょう。

少なくともはっきりしたことは、「野田佳彦を信じてはならない」という単純な事実です。枝野経産相がAPECでの米
担当との会見にのぞみ、「「非関税措置を含め、全ての品目・分野を交渉の項目とする用意がある」」との内容の文
書を携えていたことが、すでに報道で明らかになっています。

こんなことに国民は同意しておりません。首相は関知していないなどという言い訳は通りません。この一事をもって
不信任に、十二分に価します。われわれからすれば、国を叩き売りにかけているに等しい。

「非関税措置込み全品目全分野、持ってけ泥棒」と国際交渉でやられては、たまったものではありません。

協議であるとか米側発表にあるようなことは言っていないとかの、野田佳彦の発言には、耳を貸す値打ちがない。
嘘かごまかしに決まっているので、聞いてもしかたがない。相手に合わせて、受け入れられやすいことを言うだけで
す。そうして多方面をごまかしながら、米国と大企業財界と官僚の意向に沿って、どこへゆくかもわからないまま進
む。まさに操縦されるパペットです。

この人物の、舌先三寸や二枚舌でその場を凌ぐやり方が、党内反対派の議員にまで感染しかかっていると見られ
ることに、民主党への深い失望を禁じえません。

野田佳彦がAPECにおいて、国民無視の交渉参加表明(協議といいましょうか? 同じことですが)を行った以上、
これを撤回するには、当人の罷免しかないと考えます。

民意無視、ゆえに野田内閣倒は退陣すべし。だめなことがはっきりしている人間は、即外さなくてはなりません。

今はTPPですが、次は消費税増税法案だそうです。またも民意の無視です。TPPと増税で、日本は停滞と荒廃に沈
んでゆくでしょう。

野田佳彦の政権延命に加担することは、もはや許されないと考えます。主体的に何も考えていない人間を、国の代
表にとどめておけるでしょうか。

このたびのデモで、2時間近くの長すぎるほどの時間を設定したのは、できるだけ大勢の人々に、直接訴えることが
必要と考えたためです。野田内閣の支持率を下げられるだけ下げるという、明確な意図をもって実施しました。

この主題のデモは、参加者数にかかわらず、必要に応じ引き続き実施する予定です。次回予定はまだ立てていませ
んが、決定しだい公示いたします。

この日、中継、取材して下さった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

また、救国の思いからご参集・呼号してくださった皆様にも、重ねての深い感謝を申し上げます。


実行責任者 小吹 伸一

Mail: kobukidesu@livedoor.com

℡ :070-5552-8284 

@kobukishinichi

<記事>

TPP迷走 怒れる市民が「野田退陣」デモ(@tanakaryusaku

http://tanakaryusaku.jp/2011/11/0003203

衝撃!もう潰れていた野田内閣!!! (@navypress

http://thenavypress.seesaa.net/article/236147525.html

11・20 野田内閣退陣要求・ TPP参加阻止国民デモ 報告・動画

http://tpp-negative.seesaa.net/article/236397692.html

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TPPを断固拒否するデモ 

TPP加入を絶対的に拒否する国民デモの開催情報です。

http://tpp-negative.seesaa.net/

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サルでもわかるTPP

http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

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サルでもわかるTPPがヤバい7つの理由

http://www.youtube.com/watch?v=CI8l71dSy_A

TPP: 日本を呑み込むもう一つの大津波

http://www.youtube.com/watch?v=wmqLffCUblk

TPP: 我々は何を失おうとしているのか

http://www.youtube.com/watch?v=USzbFLXFAJU&feature=related



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by gumintou | 2011-11-24 00:54 | 生活

荒岱介さんが亡くなった…     鈴木邦男氏の追悼文

2011/05/09 鈴木邦男


http://kunyon.com/shucho/110509.html

①大学の時は、毎日のように激突してたのに。



元・戦旗派代表の荒岱介(あら・たいすけ)さんが亡くなった。5月3日(火)のことだ。体調を崩している、とは聞いていたが、危篤だとは思わなかった。65歳だった。若かったのに。何とも残念だ。

僕は大学時代から知っている。同じ早稲田だし、荒さんはブント(社学同)を率いて、雄々しく闘っていた。僕は右翼学生で、いつも激突していた。圧倒的に彼らの方が強い。数も多いし、社学同は体のデカイ、武闘派が多かった。

だから、激突しても、こちらはいつも撃破されていた。荒さん自身も、180センチ以上あるし、武闘派だ。そして論客だった。なんせ、早稲田では、「組織された暴力を!」と叫んでいた。学生・人民の暴力は全面的に認め、それを組織化して、権力抵抗しよう。そして、革命を!というのだ。「組織暴力」といったら、暴力団・ヤクザと誤解される。でも、荒さんは、「勝手に誤解しろ!」と思ってたんだろう。自分たちだって、革命的暴力団だ、と思っていたのだろう。

大学で激突した日々が続き、それから25年が経ち、再会した。初めは、田宮高麿さんの「お別れ会」(1996年)の時だった。田宮さんは、1970年によど号をハイジャックして北朝鮮に渡った赤軍派9人のリーダーだ。

同じ早大で闘った

その時は、荒さんとは、「久しぶりです」と挨拶しただけだった。昔の敵とバッタリ会って、何か、気まずいというか、ぎこちない感じだった。この時、木村三浩氏も紹介した。

ところが、それから、ロフトプラスワンなどで一緒にトークすることが多くなった。木村氏も何度も出た。さらに僕は、荒さんのブントの集会にも呼ばれた。新左翼の非合法路線は清算し、市民運動として生まれ変わっていた。だから宮崎学さんを初め、多くの人を呼び、討論会をやったのだ。そこに何度か呼ばれた。「市民運動」といっても、圧倒的に、元活動家が多い。革命の志を持った人々だ。私なんかを呼んだんでは反対も多いだろうと思った。

「右翼反動の鈴木を呼ぶくらいなら、俺たちは辞める」と言う人もいたという。「じゃ、辞めていい」と言って、集会を強行した。荒さんが言っていた。申し訳ない。私ごときを呼ぶために、昔からの同志を切ったのだ。


さらに、荒さんとは、別冊宝島の『左翼はどこへ行ったのか』で対談している。08年に。それは今でも手に入る。私にとってもいい記念になった。

又、荒さんは、野村秋介さんとも会っている。それも府中刑務所で。そのことを、『監獄ロック ロウソクの焔を見よ』(彩流社・08年)で、詳しく書いている。この本を本棚から探して、手に取ってみた。アレッ、本の帯にも、書いてるよ。野村さんのことが…。「過激派の“祭り”の記録」として…。

〈監獄で民族派の野村秋介と過激派の荒岱介が同じ土俵に。刑務所最大の祭典・運動会で協力し勝利…。獄中での心の旅路を描く〉

②野村秋介さんとの感動的な交流。



これは貴重な〈獄中文学〉だ。獄中文学といえば、『天皇ごっこ』の見沢知廉氏を思い出す人も多いだろう。獄中で、連合赤軍の幹部や、金属バットの一柳氏や、いろんな人たちと会い、その交流が書かれている。

「運動会」では、一柳氏も連赤幹部も皆、一所懸命に頑張る。『囚人狂時代』『獄の息子は発狂寸前』などに、実に生き生きと、面白く描写されている。

実は、見沢氏は、一水会に来る前は、戦旗派にいた。荒さんの下で闘っていた。設楽秀行氏も戦旗派にいた。又、ロフトでよく会うが、早見慶子さんや、深笛義也さんも戦旗派にいた。多くの人材を産みだしているんですよ。戦旗派は。

かつて戦旗派といえば、成田闘争で名を上げ、又、皇居に火炎弾を発射し、全国の右翼の車が殺到した。あの頃は、私らも「許せない!」と思い、抗議に行った。ともかく、新左翼の中でも、最過激派だった。ところが、ある日、過激派をやめて、「市民運動」に変身する。そして、右翼も、サブカルも呼んで、シンポジウムをやる。荒さんは、どんどん本を書き、ロフトでもトークをやる。

『監獄ロック ロウソクの焔を見よ』

「鈴木さんや一水会の動きに刺激されたんですよ」と荒さんは言ってくれたが、そんなことはない。向こうは圧倒的に多いのだし。なんせ、仲間から市会議員も出している。

集会は、社会文化会館などでやっていたが、いつも満員だった。本人たちは皆、素顔で、堂々と市民運動をやっている。ところが、公安はいつまでも、「過激派扱い」だ。

100人以上も公安が張り付いて、写真を撮っている。それに公安はサングラス、マスク、フード付きジャンパーで、顔を隠している。こいつらの方がずっと「過激派」だ。胡散臭い。そのくせ、「何で右翼の鈴木が来るんだ」と言って写真を撮りまくっている。「この野郎!」と思い、こっちが襲撃しそうになった。

③よど号の田宮さんが会わせてくれた。


荒さんが亡くなったのは、木村三浩氏から聞いた。5月2日(月)の夜だった。『情況』の人から木村氏は聞いたという。「爽やかな人でしたね、スケールの大きな人でした。ロフトで何度か、一緒にトークさせてもらいました」と言う。「残念です」と言う。

木村氏は、田宮高麿さんの「お別れ会」(1996年)で初めて荒さんと会ったのだ。この時、木村氏を荒さんに紹介した。そうだ。その後、「よど号」グループの田中義三さんにも荒さんを私が紹介した。「紹介した」というのは変だな。2人は前からの知り合いだから。

田中さんは、タイで裁判を受け、その後、日本に帰国して、「よど号」事件の裁判を受けた。その時、私は、「弁護側証人」として、田中さんを弁護する証言をした。面会にも何度も行った。

その時、「昔の仲間が来てくれない」と言っていた。「荒さんに会いたい」と言うので、連絡をつけて、小菅に一緒に行った。2人は実に楽しそうに話をしていた。

同じ運動をしていた仲間だ。羨ましくなった。革命の話だけではない。「あの時の彼女は、どうした?かわいかったな」といった話もする。隣にいて笑ってしまった。

そうだ。懲役12年の判決が出たばかりだったんだ。「これから12年だよ。キツイよ」と田中さんは、つい漏らしていた。運動の先輩として、普通なら、「でも頑張ってくれよ。体に気を付けてな」とでも言うだろう。ところが荒さん。



「何言ってんだよ。12年なんて、アッという間だよ」。

これには驚いた。田中さんも呆気にとられて、「人のことだと思って、簡単に言うなよ」と。そして2人で爆笑。いいですね、同志愛ですよ。

ところが、田中さんは、刑務所で亡くなった。荒さんも亡くなった。「アッという間だ」と言ってたのに、なんだよ。と荒さんに文句を言いたい気分だ。

荒さんの訃報は、産経新聞(5月4日付)に載っていた。他にも載っていたと思うが、産経では、こう出ていた。

荒岱介氏(あら・たいすけ=元共産主義者同盟議長)3日、前立腺がんのため死去。65歳。
 昭和40年に早稲田大に入学。共産主義者同盟(ブント)の学生組織・社会主義学生同盟に参加、学生運動の活動家に。社会主義学生同盟委員長にも選ばれ、40年代の三里塚闘争や東大安田講堂占拠では、警察当局から取り締まりを受けた。日向翔などの名前で知られ、執筆活動も行った。著書に「マルクス・残された可能性」など。

荒さんの著書には、野村さんとの交流を書いた『監獄ロック ロウソクの焔を見よ』(彩流社)。それに、『破天荒伝=ある叛逆世代の遍歴』(太田出版)。そして、『新左翼とは何だったのか』(幻冬舎新書)などがある。今でも手に入る。又、私との対談が収められている『左翼はどこへ行ったのか』は、今、宝島文庫に入って出ている。

④連合赤軍よりもソ連崩壊の方がショック…。



この対談は、08年に宝島社で行った。「ここの社長も昔、早稲田で学生運動をやってたんだよな」と2人で話し合いました。あれだけ盛んだった新左翼が、なぜ、衰退したのか。そのことについてトコトン話し合った。

連合赤軍が左翼崩壊の原因だと私は思ったが、「いや、それよりも内ゲバだ」と荒さんは言う。党派間の内ゲバに巻き込まれ、さんざん苦労してきた。だからこそ言えることだろう。

又、「ソ連崩壊」も大きかったという。「反帝反スタ(=反帝国主義・反スターリン主義)」なんだから、ソ連が崩壊しても気にならなかったと思ったが、違ったのだ。

「反スタ」を言ってたんだから、ソ連が崩壊したら、「ほら見ろ。俺たちが言ってたことが正しかった」と、喜んだと思った。しかし、違うんだね。荒さんはこう言う。

〈もちろん、新左翼はソ連のスターリン主義を厳しく批判してたけど、それでも現実の共産主義国家の存在は大きかったんですよ。スターリン主義は間違っているが、国として共産主義が成立しているかどうかは大きい。まず国として成立しているから、それのよしあしは別にして、議論の前提となるわけです。国がなくなると、語ることがなくなってしまう〉



ウーン、そういうものか。と、私は聞きました。さらに、こんなことを言う。

〈たとえば鈴木邦男さんが実在するから、右翼運動を評価する…という人がいたとしても、鈴木さんが完全に思想転向して違う場所に行ってしまったら、支持者は何も語れなくなる。それと同じですよ。ソ連と東ヨーロッパがことごとく崩壊していったのは大きかった〉

ウーン、分かりやすいとたえのようだけど。「私の崩壊」によって何が生まれたか。どうなんでしょう。

⑤ロープシンの話で意気投合!



そうだ。野村さんの話だ。府中刑務所だ。同じ工場にいたんだ。ヤクザとか、いろいろ、荒っぽい人がいる。理屈は通じない。そんな人たちに荒さんがからまれた時、よく野村さんが助けてくれたそうだ。ちょっとした言葉の行き違いから、突っかかってくる人がいる。

「お前、何様のつもりでいやがる」とヤクザにからまれ、野村さんが仲介してくれた。というケースがよくあったという。ここでは皆、「違う次元」で考えてるんだ、と野村さんは荒さんに教えたという。

大東塾の影山正治さんが亡くなったことを聞き、野村さんは興奮して荒さんに説明したそうだ。荒さんは影山さんのことは知らない。でも、野村さんにしたら、そうした思想的なことを話せるのは荒さんしかいない。他の人では「次元」が違うし、〈言葉〉が通じないのだ。

休み時間の時、落ち着きを取り戻した野村さんは、影山さんの自決について話す。「本当の右翼は、あんたが思ってるようなものではない。民族を愛し、山や川を愛す。街宣車を乗り回して企業から金を取る。そんなんじゃないんだ」と言う。荒さんは本の中で言う。

〈野村はいつになく雄弁だった。
「大川周明、北一輝、彼等のことは私よりあんたのほうがよく知っているだろう」
 私は黙って聞いていた。ヤクザ右翼と本当の右翼を混同するな。それが彼の言いたいことだった。しかし、だからといって超えられない一線が私達にはあった。
 この後、一言天皇といってくれなんて、三島のセリフでも言うのだろうか〉



東大全共闘と激論した時、三島は、「君達が一言、天皇陛下と言ってくれたら共闘できるのに」と言った。そのことを荒さんは言っている。

しかし、野村さんはそんなことは言わない。ロシア革命前夜のテロリストの話をする。2人はここで意気投合した。ロープシンの『蒼ざめた馬』の話が出る。2人とも好きだ。荒さんは、そらんじていた一節を口にする。

野村さんは、工場雑役からボールペンを借りてきて、その節を書き留めた。それは、こういう言葉だ。

「秋の夜が落ちて、星が光りはじめたなら、わたしは最後の言葉を言おう。わたしの拳銃はわたしとともにあると」



〈彼は書き留めた一節を、何度も口にしていた。
「私の拳銃は私と共にある。そうなんだ!」
 何か深いところでの野村の決意が、私に伝わってきた〉

そして、野村さんは1993年10月20日、朝日新聞社で自決する。その話を聞き、荒さんは、府中でのロープシンの談義を思い出したのだろう。その荒さんも、5月3日、亡くなってしまった。

http://kunyon.com/shucho/110509.html

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鈴木邦男をぶっとばせ!

http://kunyon.com/index.html

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11月17日、『愛国と憂国と売国』が出ます!

http://kunyon.com/shucho/111114.html


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by gumintou | 2011-11-19 04:52 | 政治・経済

<テント日誌 11/17(金)> テントは着実に霞ヶ関の内部にも浸透 ―― 経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!

http://tentohiroba.tumblr.com/

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11月17日、小春日和。この天候に似て、テントは穏やかな一日であった。

朝9時半より、反対側の保安院前で、浜岡原発の運転停止を求めて署名活動をしてきた
「原発震災を防ぐ全国連絡会」が 、百万人署名を達成してそれを首相・経産相に提出
すべく行動を行った。
2004年から開始されたこの署名活動は11月9日現在で100万1726筆となったそうである。
会は浜岡原発の永久停止に向け、新たに廃炉作業での雇用確保などを提言している。(中日新聞より)午後、メンバーの1人である静岡の方が、テントを訪問。歓談する。

午後7時からテント全体会議。40名前後の参加者で、緊張感のある真剣な議論。
その一端は近日中に表明される予定。 

このところ、霞ヶ関の官庁に勤務する職員のテント訪問が増えてきている。とくに女性。
受付で記帳し、カンパをしていく。官僚が君臨するその足下からも反=脱原発の気運が 静かに広がっていくのだろうか。テントは池に投げ込まれた石になっているのかも。

先日の11/11アクションでも、経産相の職員であることを宣言してキャンドル包囲の列に加わった人もいた。

テントでは、霞ヶ関~虎ノ門~新橋方面での宣伝活動を強めていくことも検討されている。
是非、テントに集うことの一つとして参加をお願いしておきたい。

( 文責 Y・T )

<テント日誌 11/16(水)> 広がりを見せる「みんなの反原発ひろば」 —— 経産省前テントひろば 67日目 ——

今日の経産省前テントひろばは、平和な一日でした。

寒さの厳しい朝にかかわらず、9時過ぎから座り込みを始める人がおり、ひとり、またひとりと増えていきました。お昼ころには7人くらいが座り込んでいました。
愛知から来た男性は用事のついでに寄ってくださり、お菓子の差し入れも。
反原発のステッカーを置いていってくださいました。

日中は、毛布や手袋の差し入れも頂き、大変ありがたかったです。寒さが厳しさを増す中、風雨に弱いテントをいかに補強し、宿泊や集会を快適に行うことができるかが課題です。

午後6時ころには、東京電力本社前にて「TEPCO kills US」というテーマで、反原発パフォーマンスをしたアーティストの方々(主催は、「原発いらない全国の女たち」座り込みアクションで、絵を描くパフォーマンスをした増山麗奈さん)がテントひろばの座り込みに加わり、ますますにぎやかになりました。
この日は、栃木や茨城、東京から兵庫に避難されている方、医療関係の方がいた関係で、放射能の危険性について率直な意見交換が行われました。また、個人的に東海村の村長に手紙を送った方が、村長からの返事を読み上げ、村長に対する支持を呼びかけました。

夜は、飲食物の差し入れが多くあり、その場に集まった20人ほどのみなさんで分け合い、思い思いに語り合いました。

ここが霞が関の真ん中で、日々権力と闘争している最前線の拠点であるということを一瞬忘れそうなほど、穏やかな時間でした。しかし、テントひろばに集まる方々は、テントひろばの存在意義を強く認識されており、口々に持続させたいとおっしゃっていました。また、どうやって原発を止めればいいのか、どうやって生きていけばいいのか、穏やかな交流の中で、真剣に話し合っているのです。

人の輪は確実に広がっています。「反原発のみんなのひろば」である経産省テントひろばは、まさに「みんなのひろば」になりつつあります。
(文責 ひまわり)

http://tentohiroba.tumblr.com/

 


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by gumintou | 2011-11-18 20:06 | 脱原発

11・20(日)新宿~渋谷 野田内閣退陣要求・ TPP参加阻止国民デモ

野田

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11・20(日)新宿~渋谷 野田内閣退陣要求・TPP参加阻止国民デモ


さらに来年度の消費税増税の法案化も公表。国民生活を破壊する暴挙悪政を、民意を無視して推し進める、米国と財界と財務官僚の意向にのみ忠実な亡国首相、野田内閣の退陣を求めるデモ行進を実施します。

また、併せ、TPP参加断固阻止を訴えます。賛同のご意志のある方の合流を求めます。どなたでもご参列いただけます。共に声を上げ、野田内閣とTPPを拒絶する国民行動に加わってください。

【お願い】
・プラカード・カンバン等自作持ち寄り歓迎(暴力的表現は不可。公序良俗にご配慮ください)

・新宿から渋谷まで、長い距離を行進します。お疲れの方は無理をせず隊列を離れてください。

・デモ行進にあたって、ヤジを投げられたり、からまれるなどの挑発を受ける場合があっても、決して相手にならず、平静を保ってください。また、デモに対するいちじるしい挑発や妨害が加えられた場合、警備の警察官を呼んで、対応を委ねてください。

・撮影が行われる予定ですので、顔を写されたくない方は、帽子やマスク、色メガネなどをご準備ください。

・集合地・柏木公園の使用許可は取得していますが、敷地内では一般の公園利用者のご迷惑にならないよう、ご配慮をお願いいたします。なお、柏木公園内は禁煙です。ご協力お願いいたします。

・デモ主旨と無関係な主張や宣伝は慎んでください。

野田内閣退陣要求・TPP参加阻止国民デモ 平成23年11月20日(日) 集合14時30分 出発15時

集合場所:柏木公園(東京都新宿区西新宿 7-14 JR新宿駅西口・東口
より徒歩5~8分、 西武新宿駅より徒歩5分)

地図   印刷用地図

デモコース :柏木公園出発~靖国通り~明治通りを渋谷方面へ~みやしたこうえん手前右折し渋谷駅方面へ~渋谷駅前を左折、明治通り~神宮通公園解散(所要110分)

ルートマップ:http://g.co/maps/vkxk4

野田内閣への忍耐も、もはや受忍限度を超えました。

政権ごと倒す以外、TPPと加重増税による荒廃から日本を救う道はないとの認識に至り、倒閣世論の発揚に向けての国民デモを実施します。

野田内閣が倒れるまで連続的に行う予定です。
有志の皆様の呼応ご参集お待ち申し上げます。

実行責任者 小吹 伸一
 
Mail: kobukidesu@livedoor.com
℡ :070-5552-8284

http://tpp-negative.seesaa.net/article/235275393.html

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TPPを断固拒否するデモ 
TPP加入を絶対的に拒否する国民デモの開催情報です。

http://tpp-negative.seesaa.net/



 
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by gumintou | 2011-11-18 02:42 | 政治・経済

11月20日(日)千葉県浦安市でバイバイ原発パレード行進します (あんぽんたん仲間の日記)




あんぽんたん仲間の日記

http://d.hatena.ne.jp/INAI/20111108/1320716965


みなさ~ん

11月20日(日)千葉県浦安市JR新浦安駅南口シンボルロード入船6丁目広場に、13時集合してください。

14時からメトロ東西線浦安駅までバイバイ原発パレードで歩きます、宜しくお願い致します。


東電、民主党政府は福島第一原発事故情報を隠蔽し、情けないかな官僚傀儡民主党政府は

空間放射線量安全基準値及び食品放射能暫定基準値を勝手に上げ。

恐ろしい事に放射能汚染瓦礫を全国にばら撒こうとしています。

こんな人殺し政治家、役人に我々は怒りの声を上げよう!!


テレビ・新聞に安全・安心を洗脳されてる市民には、迷惑がられますが、10年、20年、50年、

100年後の日本を心配すれば、今しか原発反対の行動を起こす時は有りません、

一人一人が繋がり連帯して怒りの声を上げましょう!


仕事で街宣車乗り回し原発デモを妨害してる右翼・マスメディア・東電関連会社の原発賛成の人達も、

仕事を離れて個人的に原発反対なら、是非参加して下さい。


市民のデモですから、組合、団体、支持政党、支持政治家、ノボリ、日の丸、何でもOK!何でも来て下さい!

原発反対に右・左のイデオロギーも金持ちも貧乏人も関係ない。

役人どもに、子供、孫を簡単に殺されて堪るか!

みなさ~ん明るく、楽しく、東電!政府!役人に怒りを込めて浦安を行進しましょう!


http://d.hatena.ne.jp/INAI/20111108/1320716965

 


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by gumintou | 2011-11-16 01:11 | 脱原発

声明:「経産省前テントひろば」への妨害に抗議するとともに、みなさまへさらなる支援を呼びかけます

声明:「経産省前テントひろば」への妨害に抗議するとともに、みなさまへさらなる支援を呼びかけます

経産省前テントひろば



http://tentohiroba.tumblr.com/post/12555032268


声明:「経産省前テントひろば」への妨害に抗議するとともに、みなさまへさらなる支援を呼びかけます。


声明


「経産省前テントひろば」への妨害に抗議するとともに、みなさまへさらなる支援を呼びかけます。


9月11日に「人間の鎖」が経産省を包囲した直後に、経産省本館前に反原発テントが建てられて2か月が経ちました。テントは3つに増えて今も24時間の泊まり込みが続いています。3.11の福島原発事故を受け、脱原発や福島への補償を求めて動き出した多くの人が出会い、話し合い、行動するための場として広がり続けています。


テント近くでは9月11日~21日に経産省前で若者たちのハンガーストライキが行われ、10月27日~29日は「原発いらない福島の女たち」、30日~11月5日は「原発いらない全国の女たち」の座り込みもテントを活用しながら行われました。そして11月11日に再び「たそがれの経産省キャンドル包囲『人間の鎖』」を迎えます。玄海原発4号機の強引極まりない再稼働、ベトナムへの原発輸出の政府合意など、 政府や電力会社の原発推進が加速する中、東京の原発反対アクションは経産省テントの継続とともに進んでいます。


しかしそれゆえに、右翼団体によるテントへの妨害行為が増えています。福島と全国の女性たちの座り込み中から右翼団体の街宣車が何度かテント前に押し寄せ、長時間停車し、座り込みやテントへの非難を大音量で浴びせました。そして全国女性の座り込みが終了したばかりの11月6日の何と午前3時半に街宣車3台で7~8人が降りてきて2時間にわたって妨害をしてきました。また6日11時過ぎ、17時ごろと街宣車数台~20台でテントに向かっての大音量の放列が1時間続きました。テントを「不法占拠」「過激派」とレッテル張りし、性差別や民族差別のヘイトスピーチを繰り返しました。こうした卑劣な発言や妨害は社会的に許されない行為です。


そして現場の丸の内警察はこうした違法行為を何ら取り締まらずに放置しており、6日夕方には丸の内署の警備課長が「不法占拠だ、撤去、撤去!」と露骨な発言をしました。そして8日18時ごろには2人の右翼とともにテント内へ侵入し、テント関係者に事情聴取のため警察署への任意同行を要請してきました。任意同行で連れて行き、逮捕に切り替える、という手段と思われます。公安警察もテント入り口まで来て、トラブルを起こすならテントを撤去するぞなどと言ってきました。救援連絡センターから弁護士が駆けつけ、反論し、事なきを得ました。9日昼は数十人の右翼が押し寄せ、テント内に侵入され2時間近く妨害され、私たちはテント前に立てていた数本の旗を撤収することにしました。


こうした一連の妨害から考えられるのは、警察権力が直にテントに介入すると「反原発を求める声と運動をつぶした」という批判を浴びるため、右翼団体と連携しながら介入しているのではないかということ。また社会的注目の集まっていた座り込みの時期には露骨な介入を控えながら、それが終わった隙間を狙ってきただろうということ。そして右翼と警察はテントになにかしら言いがかりをつけて挑発し、揉め事を起こし、こちらがそれに乗ったところで公務執行妨害罪で逮捕し、家宅捜索(ガサ入れ)の名目でテントを撤去、というシナリオを描いていると思われることです。また11月5日早朝には、経産省本館前でトイレを貸すことを求めた男性が何と建造物侵入罪で逮捕され、丸の内署に入れられ、11月16日までの勾留がついてしまいました。これもテントの盛り上がりに対する八つ当たり的な不当弾圧であることは明らかです。


私たちは、警視庁、丸の内警察、右翼団体に対してテントや周辺の人々への一切の妨害、脅迫、弾圧を今すぐ中止することを強く要求します。


その上で、今後も妨害の強まりが予想されます。しかし私たちは常に少人数での対応を強いられています。そこでこの問題に関心を寄せるみなさまに、以下の支援を求めます。


1:この問題やテントの存在、意義を広く伝えて下さい。


経産省前テントひろばは福島と全国の女性の座り込みを通して多くの方が立ち寄るようになりましたが、まだまだ広く知られているとは言えません。マスコミや市民メディアの方に取材を求めるとともに、みなさまには口コミやインターネットで継続的に周囲に伝えて頂くことをお願いします。


2:「経産省前テントひろば」の運営にご参加いただき、泊まり込みや情報発信にご協力ください。


「テントひろば」は様々な団体、個人が集まり運営されています。特に、日々刻々と移り変わる情勢や妨害行為へ対応するためのインターネットでの情報発信メンバーや、テントを維持するための夜間の泊まり込みメンバーが不足しています。直接テントを訪れていただくか、下記の連絡先までご連絡下さい。


3:テントを活用して、盛り上げてください!


常にテントに人と注目が集まっているようにすることが、妨害や弾圧をさせないためにも最も有効です。そこで私たちは「11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会」とともに、11月11日から12月11日までの1ヶ月間を「再稼働反対アクション月間」と打ち出し、原発に反対してきたさまざまな団体・個人の方々に経産省前テントとその周辺でアクションを企画することを呼びかけます。それらを通して絶えず経産省に圧力をかけ、人と人がつながる場を作り出し、より大きな運動にしていければ、妨害をはねのけ、原発は止められます。ぜひ、ご協力をお願いします。


「再稼働反対アクション月間@経産省前テント」


★2011年11月11日(金)~12月11日(日)


★場所:「経産省前テントひろば」 http://tentohiroba.tumblr.com/


★現在の決定アクション


11月11日:18時~、たそがれの経産省キャンドル包囲「人間の鎖」アクション http://nonukes.jp/


12月11日:午後、銀座→東電前→経産省本館へのデモ!(予定)


★この1ヶ月の間に、みなさんのアクション企画を募集します。


今までのアクション例:座り込み、抗議アピール、デモ、ライブ、上映会、学習会、展示会、カフェ、経産省への大声大会など。


決まったアクションは、「テントひろば」「人間の鎖アクション」のHPで随時公開していきます。


★呼びかけ:「11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会」、「経産省前テントひろば」


★連絡先:070-6473-1947 tentohiroba@gmail.com 


以上、みなさまのご参加、ご協力をお願いします。


2011年11月9日 経産省前テントひろば運営委員会


連絡先:070-6473-1947 tentohiroba@gmail.com  


HP:http://tentohiroba.tumblr.com/


twitter:@tentohiroba


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経産省前テントひろば


経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!


http://tentohiroba.tumblr.com/post/12555032268


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by gumintou | 2011-11-11 02:48 | 生活

11月6日(日)15時~経済産業省前 原発・マスコミ・司法への告別式にご参加ください

原発への告別

1さんしょう太夫ura

マスコミへの告別

2さんしょう太夫ura

司法への告別

3さんしょう太夫ura


11月6日(日)15時~経済産業省前 原発・マスコミ・司法への告別式にご参加ください

チラシ2


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風立ちぬ


堀辰雄




 それらの夏の日々、一面に薄(すすき)の生い茂った草原の中で、お前が立ったまま熱心に絵を描いていると、私はいつもその傍らの一本の白樺の木蔭に身を横たえていたものだった。そうして夕方になって、お前が仕事をすませて私のそばに来ると、それからしばらく私達は肩に手をかけ合ったまま、遥か彼方の、縁だけ茜色(あかねいろ)を帯びた入道雲のむくむくした塊りに覆われている地平線の方を眺めやっていたものだった。ようやく暮れようとしかけているその地平線から、反対に何物かが生れて来つつあるかのように……

 そんな日の或る午後、(それはもう秋近い日だった)私達はお前の描きかけの絵を画架に立てかけたまま、その白樺の木蔭に寝そべって果物を齧(か)じっていた。砂のような雲が空をさらさらと流れていた。そのとき不意に、何処からともなく風が立った。私達の頭の上では、木の葉の間からちらっと覗いている藍色(あいいろ)が伸びたり縮んだりした。それと殆んど同時に、草むらの中に何かがばったりと倒れる物音を私達は耳にした。それは私達がそこに置きっぱなしにしてあった絵が、画架と共に、倒れた音らしかった。すぐ立ち上って行こうとするお前を、私は、いまの一瞬の何物をも失うまいとするかのように無理に引き留めて、私のそばから離さないでいた。お前は私のするがままにさせていた。


風立ちぬ、いざ生きめやも。


http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4803_14204.html

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「邪馬台国」以来、日本は「礼節」「あいさつ」「儀式」の国であります。
日本の基底には古代道教があります。日本とは儀式の国であります。

告別式とは生き残った人間が、おのれの心に決着をつけるための
別れの宣告という儀式であります。

今こそ、わたしたちは、原発とマスコミと司法に対して
心の底から「決別」の宣告をいたしましょう。これが儀式であります。

すべての準備をいたしました。
11月6日(日)15時~経済産業省前 原発・マスコミ・司法への告別式にご参加ください。

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4さんしょう太夫ura

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by gumintou | 2011-11-05 03:49 | 政治・経済


混沌から


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